●449 逝く春 ゆくはる 〇ああくもかとみせたるみねのさくら

 表題:逝く春(ゆく春)
 読み:ゆくはる

 収録:(A)新特撰樂譜 61 音樂社 1922(T.11).5 ◎Copy=(P95)
    (B)セイガクピース 成樂會 1928(S.3).4.5 ◎[A2-33] Copy=[P36] ※非売品(1-4のサンプル?)
    (C)小特撰樂譜 66 成樂會 1929(S.4).5.5 ◎Copy=(P88) ※ゆく春

 記譜:単声(伴奏付き) 変ホ長調 6/8

 インチピット:ソミ|ミミミレド|ソソソミ|レレミレ|ド

 曲:西洋曲
 詞:犬童球渓 ※1928(S.3).4作詞

 ※(B)は「ゆく春」


[詞] ※(A)新特撰樂譜 61より

1.嗚呼雲かと見せたる峯のさくら
  み雪と散りてはあともとめず
  花とは見るべき消えずあれど
  雲かと見せたる峯のさくら
  嗚呼嗚呼夢か夢か 花の命花の命

2.嗚呼希望に燃えたる若き心
  空しく消ゆるかあともなくて
  再び來べしや青春(わか)き其日
  希望に燃えたる若き心
  あゝあゝ夢か夢か 人の命人の命

 ※引用「今日見ずば明日は雪とぞ降りなまし
     消えずはありとて花と見ましや」(古今?)


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